首だけ矯正しても、筋肉の緊張はなかなかほぐれません。顎を緩めることで後頭部から首すじの筋肉がほぐれ、寝違えが治ったという例は多数あります。
また、首と腰は背骨全体を通して連動しているので、寝違えの原因は腰の歪みだったという場合もあります。また、足首と首は体のセンサー(固有受容器)によって、体の傾斜にともない、無意識に連動しています。信じられないでしょうが、足首の不安定性によって、首に余計な力が加わり寝違えになる場合もあるのです。
つまり、体の一部を見るだけでは「木を見て森を見ず」になってしまいますから、全身の骨格や筋肉を整える必要があるということです。