歯医者さんはオーケストラの指揮者と同様、健康の入り口に立つコンダクターです。

患者さまの健康を考えた時、歯だけではなく顎関節を含めた筋骨格バランスも意識を配る必要がありますね。顎関節症のプロと組むことによって、患者さまへより良い治療をご提供できます。

日本整顎協会では歯科医の先生や歯科衛生士、歯科助手にも顎関節のエキスパートとしてさらに活躍いただけるためのお手伝いをしています。

歯科衛生士には、口腔内をふくめ、咀嚼筋の疲れを軽減する整顎セラピストとしてさらに活躍の場が増えます。歯科助手には、体とアゴの緊張をほぐす整顎エクササイズ・インストラクターとして、患者さんにぽかん口体操を教えていただくことで院の信頼性がより高まります。



当協会から、近隣地域の認定整顎指導士をセミナー講師として貴院に派遣いたします。院内勉強会という形で認定講座を受講していただき、修了者には上記の認定証が授与されます。



必ず院長ふくめスタッフ全員で受講していただくことが重要です。全員が講義内容を把握することで院内の共通意識を高めます。なぜなら、スタッフが1人だけ単独でセミナー受講しても、院長や他スタッフとのコンセンサスがなかなか取れないからです。このポリシーは、「私たちは受講していないからよく分からない」「私は担当じゃないから関係ない」という不協和音で終わってしまった過去の残念な失敗例に基づくものです。
 
 
  整顎後の歯科治療で予後が良好に
  
一般社団法人日本整顎協会では、歯科医と整顎師との連携を進めています。



顎関節の不具合を(とびら)の立て付けに例えてみましょう。ドアの開け閉めにガタつきが生じた場合を想定すると、ネジを調整したりちょうつがいに油をさしたり扉にカンナをかけたりする作業が歯科治療に似ています。

この段階でいったん調子がよくなったとしても、しばらく経つとまたドアがガタつく場合、もしかしたら建物の基礎や大黒柱に傾きがあるかもしれません。

特に、下アゴは振り子のようにぶらさがって咀嚼筋の張力によるサスペンションで吊り上げられている状態ですから、背骨や骨盤はもちろん、下肢の影響まで受けます。(特に足首と頭は傾斜にともなって互いにバランスを取り合っています。)

つまり、首から下の骨格バランスを整えなければ、顎関節の問題は根本解決しません。歯だけに着目して全身バランスを整えることは「木を見て森を見ず」と同様に困難なことです。全身の健康を考えるなら、歯を含めて骨格全体を診ることが大切です。

この観点から、当協会では歯科治療の前にまず整顎院で全身の骨格や筋肉のバランスを整えることを推奨しています。咀嚼筋のバランス調整を行なった上で、歯科で噛み合わせの調整をすると、予後が格段に良くなります。また、正しい咬合は全身の骨格に良い影響を与え、首・肩のこり、腰痛などを改善させるケースも多々あります。

整顎師は筋肉と骨格のバランス調整を担当します。(法的観点からも歯には手を触れることは致しません。)歯科医師は、歯科治療や咬合調整を担当します。(クリニック内で筋骨格調整を行なうことは業務上なかなか困難です。)歯科助手はアゴの緊張をゆるめる整顎エクササイズを、歯科衛生士はアゴの疲れを軽減する口腔内アプローチ、整顎セラピーを担当します。

専門分野で役割分担することで、互いの領域を浸すことなく、チーム医療で患者様を診ていくことが可能です。骨格や姿勢、噛み合わせに対する意識が高く、歯と全身バランスとの関係を重視している歯科医院の院長先生はぜひお声かけください。
 
  ご年配の方も『顎』を意識できるように
  
ご年配の方になると、歯の欠損や噛み合わせの悪化が影響し、顎に不具合が出てしまうことがあります。歯科医師がよく話すことではありますが、歯が本来の役割を果たせなくなると、人生の楽しみが半減し、健康も損なってしまいます。

『歯』を意識することももちろんですが、『顎』というより広い視野から全身の健康について考えることが大切なので、ご年配の方に向けた啓もう活動の必要性も感じています。

『日本整顎協会』についてのページでも、施術者、鍼灸院様向けの詳細な内容を掲載しています。
 
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平井 由香里はいしゃさんヒライhttp://haisyahirai.web.fc2.com/